indigo iox

東京に引っ越し後、少し落ち着いてきたので、以前録った
音のチェック・編集でもしようかと思ったら、いつも
使っていたtansit usbがどこ探しても見つかない。。
結構気に入っていたのになあ。。
仕方ないので、新しいオーディオインターフェイスを買う
ことに。また同じの買うのも何なので、何かいいのないかと
思って色々探す。用途としては、音の編集・軽いリスニング用なので、
ファンタム付きマイク入力とか、MIDIとか余計なものがついてなくて、
24bit/96kHzに対応していて、USBかexpress card接続で(windowsなのでIEEE1394
だとバスパワー駆動できないので)
できるだけ小型・軽量のもの。
しかし、このような機種は意外と少なく、transi usb以外
だと、ICON DIGITAL CUBE MINI、Echo Indigo IOX位しか無かった。


結局、ちょっと高いけど、音の評判が良いEchoを一度使ってみたかったので
Indigo IOXにしてみた(ネット上はどこも取り寄せだった。売れてないんだろうか。)
相性の悪いPCだと起動しないとかの情報もあったので、心配だったが全く問題なかった。
むしろtransitだとitunessound forgeとか、複数のオーディオソフトを
使うと、認識しなくなることが多かったが、そうしたこともなく、安定している。
音も非常に良い。こんな薄っぺらいカードなのに。今まで使った中でも相当いい。

Dispersion of Sound Waves in Ice Sheets

フィールドレコーディングといっても、驚くほど面白い音というのは
滅多にない。これは久々に驚愕した録音。こういうのを聴くとモチベーションが一気に上がる。


Andreas Bick氏による凍った湖の下に広がる音世界

http://silentlistening.wordpress.com/2008/05/09/dispersion-of-sound-waves-in-ice-sheets/


まさにスターウォーズの世界。録音クオリティも非常に高いが、何よりステレオ感がすごい。
機材はDPA 8011(2本)とSound Devices 822Tだそう。
DPAは一本40万超え。。なので到底無理としても、やっぱりステレオで録った方が面白そうだ。
Aquarian Audioのをもう一個買ってつなぐか、それともJezさんの自作マイクを買うか。


あとCold Gold の水中マイクも気になる。水中マイクは普通ピエゾ素子を
使ってるのが多いと思うんだけど、コンデンサー型て初めて聞いた気がする。
ただ、これ左右のマイクカプセルが離れてないように見えるんだけど、ステレオ感あるのかな。

CL準々決勝

CL準々決勝の組み合わせが決まった。メッシが絶好調のバルセロナアーセナルと。
本田のいるCSKAはインテルと対戦。インテル強いけどバルサマンUに比べれば、まだ可能性はあるか。
インテルには、エトースナイデルがいるので、W杯の前哨戦ですな。本田には
負けてもいいので、どんどん勝負してシュート打ってほしいね。インテル相手にどこまでできるか楽しみである。


あと個人的には、グルキュフのいるボルドーに頑張ってほしい。
ウイイレでも大活躍なので(笑)。彼はW杯でも要注目です。

マイクロフォンとか

Core SoundのHigh End Binaural microphone set(DPA 4060)with switchable filterを注文した。
core sound HEBは、dpa4060の+/-1dB以内の選別品ペアを、自作のバッテリーBOX(フィルターの有無を選べる)とセットで売っているというもの。
dpa4060は日本で購入すると、ペアで9万円位するので、選別されて、バッテリーBOXつきなら十分安いかも。円高だし。


DPA 4060は以前借りて使っていたので、音質の良さと、耐久性なんかは良く知ってる。
米粒ほどの大きさと、多少濡れたり、雑に扱っても問題ないとこがいい。
格安自作マイクのWM-61Aと比べると、確かに値段の差はないんだけど、やっぱり聴いてみていいのはDPAかな。耐入力も高いし。届くのが楽しみ。


ちょっと迷ったのが、Sonic StuidiosDSM-6S(EH)+WHB/N(ヘッドバンド+ウインドスクリーン)。これで900ドル。
しかし、ヘッドバンドとウインドスクリーンに250ドルは高いなあ。自分で自作すればいいし。
Aaron ximmさんはcore soundよりこっちの方が気に入っているみたいだけど、録音中のモニターができないのが難点。
やっぱり録音中にモニターできないと嫌なので。あとS/N比もcore sound HEBの方がちょっといいみたい。


あと録音機も買っておこうかなと。今迷ってるのが、Sony pcm-m10Tascam DR-2d。pcm-m10はデザインと質感がいい。使いやすそう。
音もここを見ると、今使ってるR-09HRより4dB、マイク入力のSNがいいみたいだな。


Tascamの方は、デュアルレコーディングの機能がよさげ。設定した録音レベルによるステレオ録音と、安全のために録音レベルを少し低めに設定した
もう1つのステレオ録音を同時に行うというもの。これありそうでなかった機能だよね。フィールドで楽器演奏の音を録る時とかつかえそうだなあ。


どっちも2万円台。フィールドレコーディングを始めるにはほんといい時代になった。

Dialog in the Darkと文化庁メディア芸術祭

東京にちょっと戻ったついでに、Dialog in the Dark文化庁メディア芸術祭に行ってきた。
まずDialog〜の方だが、完全予約制(実際は当日参加の人もいた)、高めな値段設定(その日は学生4200円、一般6000円)、
実際に行った人の感想が非常に良い、などもあってかなり期待していた。
現代の生活で、手元も見えないような真暗闇などちょっと経験できない(昔でもありえない?)。そのような空間でどのように感覚が開か
れていくのか、視覚を遮ることで聴覚が開かれるというのはサウンドウォークなどもあるが、それ以上の何かを体験できるのではないかと
期待していた。


参加した感想は、真暗闇は意外にとても落ち着ける空間であったこと(最初は恐怖感があるが徐々に慣れてくる)、真暗闇ではお互いの顔が
全く分からないため初対面の人ともコミュニケーションをとりやすかったこと、音だけでなく匂いが多くの情報を与えてくれること、真暗闇
での体験だったのに視覚イメージが強く残っていること、人の声はその人の性格や体格など様々なイメージを与えてくれること、などが
感じられて面白かった。ただ正直なところ内容についてはまだまだ工夫の余地がある気がした。90分もあるので、もっと諸感覚を刺激させる
ような試みが色々とほしかった。

暗闇の中で安心感を感じたのは、声による一体感、触感、気配、匂いから近くに人がいることが感じられることなどが相当大きい気がした。
もしも、一人で声も聞こえず人の気配もない真暗闇の中を進んでいくとしたら、それでも暗闇の恐怖に慣れるだろうか。我々をアテンドしてく
れた全盲の方は(音は聞こえるにしても)現実に一人で真暗闇の中を生きているわけで、彼ら(彼女ら)にとってはあの空間が現実の日常で、
視覚以外の身体感覚をフルに活用して日々生きているのだということに改めて気付かされた。


メディア芸術祭の方は、入った瞬間ゲーム会場かと思ったが、なかなか興味深かった。プレゼンテーション会場では、google earthを使った
温暖化による海面上昇で沈没しつつあるツバルをフィーチャーしたプロジェクトなどを紹介していた。サウンドマップの場合、例えば
freesoundのgeotagged samplesのように、単にgoogle map(google earth)を使って、ユーザーが録音した地点に自由に音をアップして共有する
形の音地図などは既に色々ある。しかし、例えば、録音地点から聴く方向や高さ、距離(ズームイン、アウト)を変えるとそれに合わせて音が
リアルタイムに変わるようにできたらより面白いだろうなと思う。


あとはブラウン管テレビの映像入力に音声を入れて、画面に映る走査線の画像を写真に撮って、ビデオテープで再生し、テレビを並べて音階を
作り、ギターアンプのプラグを身体につけたアーティスト本人がテレビのモニター画面をたたくことで演奏するパフォーマンス(自分で書いてて
意味不明笑)をやっていた。ブラウン管に写った走査線のレトロフューチャー的映像とアナログのパッチシンセのようなノイズパーカッシブな音
の組み合わせがおもしろかった。どうでもいいけど(いやよくないけど)、プレゼン会場で、自分の近くに座っていた人が「death...death...
death...(時折微妙にクフと笑う)」とか終始呟いていたのが、非常に気になった。

PELE

PELEと言ってもサッカーのペレじゃない。
2004年に惜しくも解散したポストロックバンド(て言うのかな)。
ここ2,3年ずーと飽きずに聴いてる気がする。


自分の場合、とにかくドラムの音が命なんだけど、
PELEはドラムの音、疾走感がすごくいい!あと演奏してる人が皆楽しそう。



Sea and Cakeのドラマーもいいなあ。