シンポと機内

先日、UCLAで行われたsound+scienceシンポに参加するため
ロサンゼルスに行ってきた。音というキーワードで、生物学
生態学、心理学、地理学、音楽学、アート系などその分野の
第一人者(たぶん)の先生が発表した。パワポに音や映像を効果的に
配置していて、視覚的にも聴覚的にもアピールしていたためか
長時間(各日朝9時から夜7時まで!)でも意外と飽きずに聞いていられたかな。
英語だし専門の違う素人の私でも面白い研究してるなあと感じられるものが多かった。
あと発表の途中でも、オーディエンスから質問というか、「それは〜なの?」
「いや〜だよ。」とかやりとりがあったりして、発表者との距離が近いというか
オーディエンスが積極的というか。


'UltrasonicScapes'が、オープニングの講演で抜粋上映されたので、
バットディテクターを持って少し説明したんだけど、緊張したなー。
でも「とても面白かったよ!」とわざわざ後で言いに来てくれた
おじさんもいてちょっと嬉しかった。シアターで行われたので、映像の画質はもち
ろんよくて、でも特筆すべきは音の良さだった。JBLの小型シアター用2ch+サブウーファー
というシンプルな構成だったけど、低域の解像度が良くて南極の氷が動く音とか、繊細な
音をよく再生していたと思う。こうしたシンポでは良質なサウンドシステムは必須な
わけだけど、日本のシンポとかたいてい音は鳴っていればいいという程度の扱いですね。



そうだ、機内で見た映画のことを書こうと思ってたんだった。コーエン兄弟監督の新作?
バーン・アフター・リーディング(Burn After Reading)」が最高に面白かったなあ。
ブラッド・ピットがまぬけな役柄なんだけど、最高にはまってた。
あと容疑者Xの献身だっけ?あれも意外に面白かった。ああいうのって映画館とかでちゃんと見ると
がっかりするんだけど、機内とかで適当に見ると面白いんだよなあ。
あとKOREAN AIRだったんだけど、機内食のビビンバなかなかおいしかった。コチュジャン
がチューブでついてきて、ごま油とか刻みのりを入れてひたすらぐちゃぐちゃ混ぜる笑
機内にはビビンバを混ぜる音と香ばしい香りが充満しているという笑


両隣が大柄の韓国人だったんだけど、全く身動きできない13時間のフライトはきつかった。
映画なかったらと思うとぞっとする。。ただ、気流に突入とか、機内アナウンスが頻繁に
入ってそのたびに映画がストップするんだけど、再開すると微妙に先に進んでいて、そのたびに
手動でちょっと巻き戻ししないといけないのはストレスだった。しかもアナウンスが韓国語
、日本語、英語、中国語の順に繰り返されるのでうんざりするほど長い。。まあ仕方ないけど。